よく「英語は勉強するな」と言われます。
こういう題名の本も出版されています。これはある意味真実であり、ある意味誇張されています。
やはり勉強は必要なのです。
正しく言うのであれば、「勉強だけで終わっていてはダメ」ということなのです。
たとえば参考書を読んで、ある文法項目を勉強した。
これだけで終わっていてはダメなんです。
これだけでは「わかった」、というより「知った」というだけです。
もちろん、「知った」というだけでも大きな収穫です。たとえばパーティーで気になる人がいる・・・。
お話してお名前を聞いた。 名前がわかった。
これだけでも大きな収穫でしょう。
でも、これだけでいいんですか?
大きな収穫には違いないけど、そこからまだやらないといけないことがたくさんありますよね?
むしろそこからどうするのかが大切なのです。
たとえばあなたがスキーをやりたいと思っているとします。
どのように滑るのか、最初は友人が滑っているのを見て説明してもらった。
「あ、そうやるのか・・・。 わかった。」
これでいいんですか?
やっぱり自分でやってみないとできるようにはなりませんよね。
英語だってそうなんです。 実際に使ってみないとわからないところがある。
「わかった」から一歩踏み込んで「使える」ようにするトレーニングが必要なんです。
実は、我々が英語を聞くとき、音を理解しているわけではありません。
「え? どういうこと?」音はあくまで「音」なんです。
それに我々は意味を引っ付けて判断しているのです。
たとえば、ある言語があって、それを話す人が「ヒヒモンパチョコ」と言ったとします。
意味がわかりますか? わかりませんよね?
我々にはこの言語に関するデーターがありません。
だから音は的確に聞こえていたとしても、意味がわからないのです。
もし、「ヒヒ」が「私」であり、「モン」が「好き」、「パチョコ」が「あなた」とわかっていれば、そこで初めて「私はあなたが好きです」という意味だとわかるわけです。
音だけを聞いているわけではない。 自分の持っている言語のデーターに照らし合わせて、音に意味を引っ付けているわけです。
我々は日本語でも同じことをしています。
たとえば、あなたの横にいる人が「消毒液」と言ったとします。いちいち考えますか?
「傷口の雑菌などを除去する液体で成分はオキシドール」などと考えませんよね。
ぱっと意味がイメージとして思い浮かんでいるのです。
これは我々が「日本語脳」を持っているからです。
赤ちゃんから6歳までの一番言語を吸収する時期に学習し、それからも日常生活を通して身につけた「日本語脳」です。
ということはこの「日本語脳」と同じような「英語脳」を身につけなければいけないということです。
「音」だけならば聞こえています。でもまず、自分の頭の中に「英語のデーター」がないと照らし合わせることができません。
知らない単語であれば聞こえないのです。
そしてそのデーターに照らし合わせた「意味」を「音」に引っ付けないといけない。
しかも日本語のように一瞬で。
じゃないとスピードについていけません。
これを実現するのが「英語脳」なのです。
そしてこの「英語脳」を身につけるの勉強法がESR(エモーショナル・スピード・リーディング)なのです。

