「英語脳」を作るには、最初のうちは自分の話す範囲を限定することです。
限定すれば、話す内容が少ないですからそれだけ「習熟」します。
たとえば、自己紹介、家族、趣味、休日の出来事など、自分の身の回りのお話に話を限定すれば、それだけ自分の話す内容が自分に身近なことに限られます。
範囲が狭くなり、結果として「慣れる」のが早くなるのです。
「習熟」によって慣れてくれば、考えなくても話せる状態になります。
ただ、やはり実際の会話となると、毎回、毎回話す内容が同じというわけにはいきません。 その場の状況にしたがって、自分の話す英文をアレンジしていく必要が出てきます。
実際に会話をしていく中でどうしても、その場で自分で英文を作っていく必要があるのです。
これをまったく無視している「聞くだけで話せるようになる」は「自由に話す」という点が欠けています。
英文のアレンジができるようになるにはどうしても「英文法」の知識が必要です。 そうでなければ、自分の言いたいことにたまたま意味が合っている単語を並べるだけの英文になってしまいます。
「英文法」は英文を作るときのルールです。 これを知らなければ英文を作れるわけないのです。
実際に英語のプロとして働いている方のお声です。
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I.T様(通訳)
●現在主に企業通訳として活躍していらっしゃいます。●
私は中学校のときは英語が得意だったんですが、高校に
入って何かが合わなくて挫折しちゃったんですね。
でも英語は好きだったし、私が英語ができないのは学校の
授業のせいだなんて勝手に思っていましたから(笑)、
大学に入ったら英会話のスクールに入って本物の英語を
身につけようって。
で、なんとか受験英語はごまかして大学に入って英会話の
スクールに通うと最初はワクワクなんだけど、1年経って
みて自分が思い描いていた英語を話せる自己像とは
かけ離れていたんです。
『え、いつになったら話せるようになるの?』
友人にその時TOEFLで250点くらい(TOEICでは
900点相当)取っている子がいたので『どうしてるの?』
って聞いたんです。 そしたら『ある程度よく使う文法を
一通りマスターして、単語も最低、英検2級程度はマスター。
そして後はひたすら読め!』ってことだったんですね。
その子をそれまで私は『英語に向いているんだ』って
思っていたんですけど、そう言うことを地道にしていたん
ですね。 やりましたよ(笑) 1年かけて・・・。
そして3回生のときに交換留学したんですけど、
やっぱり勉強しておいて正解でした。 自分が
周りの子よりも話せるのがわかりましたし…。
考えてみれば留学する前に日本で身につけたこと、
そして留学から帰ってきてからも日本で勉強
している、これが大きいと思います。
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上にいただいたコメントにもありましたが、文法が必要とはいえ、全部が全部をマスターする必要はありません。
まずは、基本的な、どうしても必要なもので、しかもよく使うものからマスターしていくべきなのです。
そして、後はご自身の目的に合わせて勉強していく。
たとえば、ご自身の目的が会話ということであれば、まず中学校の英文法をマスター、そして高校英語の中でも本当に必要な、文の構造にかかわってくる部分を勉強すれば、後は「アメリカ口語教本:研究社」などで自分の英語を会話に向けて洗練し、実際に英会話教室に行ってどんどん演習をつむということが考えられます。
また、資格試験が目標であれば、中学校の英文法をマスターし、高校英語のやはり基本的なものをマスター。 その後、TOEICのテキストを使い、もし必要があれば、TOEICの文法問題に出てきた項目を付け加えるという感じです。
時事英語であれば、基本的に高校で勉強する文法項目がほとんど必要であると考えていいでしょう。 そしてその後は知識を身に付けていく・・・。
いずれにせよ、中学校レベルの英文法+高校英語の基本的な英文法は必要なのです。 それがなければどの段階にも進んでいくことはできません。
まずは必要な英文法をマスターし、それで自分の伝えたい英文をアレンジできるようにする。
そして後はひたすら「慣れる」。 繰り返す事によって、「アレンジする」行為にも慣れてきます。
繰り返すようですが、これは皆さんが長年こなされているお仕事、家事、趣味と一緒です。
これが「英語脳」の正体です。

