1.「私には英語の才能がないんじゃ…。」

女性 28歳 派遣会社社員

初めてご相談させていただきます。 私はある会社からの派遣で食材輸入の会社に勤めております。

職業柄、なんとか英語を身につけようと英会話の学校に通っています。

クラスの中にはいろいろな人がいます。 

(中略)

最近思うようになったのは、「自分には英語の才能がないな…。」ってことなんです。

同じクラスでも、私なんかよりはるかに上手に話せる人がいます。 

同じクラスで同じ勉強をしているのに・・・私はぜんぜん伸びないんです。

英語ってやっぱり才能が必要なんでしょうか?





Answer 

まず、結論から申し上げますと、英語を習得するにおいて、才能は存在します。

が、この「才能」というのは野球選手が幼稚園の時に、もしくは幼稚園に入る以前に手まりを受け取るのがうまかったかどうかという次元の話です。

つまりあまりにも最初の段階の話であって、その後は本人の努力次第です。

○○さんが英会話教室で「自分には才能がない」と感じたからといって、それがずっと続くわけではないと100%断言できます。



いろいろなところで英語を教えていてわかることですが、同じ教え方をしても伸びるのが速い人、遅い人がいます。

いろいろな理由があるのですが、「日本語のセンスがきつすぎる」ということが多いように思えます。

例えば、簡単な例を挙げると素直にS+Vの順序で一つの英文を受け止めることができない。

必要以上に「ええと…、『学生が…勉強する…』で『学生に』じゃなくて『学生が』だから…」という感じでいちいち日本語に置き換えてしまう。

「『…です』で終わるから…be動詞か…」という感じです。

ご本人の頭の中では日本語の形に依存する度合いが高いのでしょう。




英語はいろいろな部分でスポーツに似ています。

もし、本人の体に変なくせがついているのであれば練習量を増やして矯正しないといけない。

日本語のセンスがきついのであれば、英語の発話量を増やして日本語のセンスを薄めてしまうことです。

とにかく書いてある英文を音読するだけでもいいので英文を発話する機会を増やすのです。

そうすれば「あ、こんなフレーズ言ったことがあるな」とか、「この後はこういうと自然かな…」という感覚がつかめてきます。

○○さんが英会話教室に通ってらっしゃるのであればドリルに出てくる英文を何回も何回も音読するのです。



スポーツだってそうですよね。 基本となる技術や型を何度も、何度も練習して、考えなくても体が動くようになって初めて勝負できるようになる。

よく、下手な人に共通しているのが頭で考えすぎる人…。

まず、体で覚えないと話にならないのに…。

英語も何回も何回も発話して、習熟して、考えなくても口から出てくるフレーズが増えることで初めて「会話」というマッチ・ゲームが成立する。

英会話はある程度の基本の習熟とスピードが要求される高度なスポーツです。



英会話の学校では、同じレベルのクラスといってもいろいろな環境から生徒が参加します。

筆記試験でクラスを決めたり、講師が面接をしてみて主観的にクラスを決めるという感じなのでどうしても生徒のレベルに差が出てくるのは仕方がないところです。

私も現場にいますので、○○さんのお気持ちはよくわかります。

どうしても「周りのほうが話せるんじゃないか」という気持ちになってしまう。

是非、音読する回数を増やしてください。



考えようによっては「才能」なんて「超一流」という次元になって初めて左右してきます。

スポーツで言えば、プロ野球選手とか、F1レーサーとか…。

でも、英語はその域にまでたどり着かなくても十分武器になるのです。 「同時通訳」になる必要はないんです。

「才能」はあります。 でも、そんなの関係はありません。 簡単に吹き飛ばせます。

あなたが今、感じている「差」は簡単に乗り越えることができます。

だまされたと思って3ヶ月、続けてください。




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