男性 広島県 会社員
突然メールさせていただいて、申し訳ありません。
実は、私はどうしても英語を身につけたくて、英会話の学校に通いながら、TOEICの勉強もしております。
(中略)
TOEIC550点まではなんとか順調とまではいかないものの、点数を上げてきました。
でも、そこからが上がりません。
英会話のほうも、以前ほど「伸びているな」という実感はありません。
これはみんなが経験することなんでしょうか。それともどこか間違っているのでしょうか。
Answer
こんにちは、◎◎さん。 すごく詳しく書いていただいてありがとうございます。
結論から先に言わせていただけるならば、皆さんが通る道であると思って間違いないと思います。
ほとんどの人が英語を学習していると何らかのスランプを経験します。
ただ、その時期はさまざまです。 最初の時期で手こずる人もあれば、ある程度勉強を重ねてから伸びなくなる人もいます。
最初の段階でどうも、英語が苦手で手こずった人は、そこをいったん超えてしまうと、まるで辺りの雲がいっせいに晴れ上がったかのように邁進(まいしん)していきます。
かと思えば、最初は比較的スムーズに行ったのに、ある程度勉強が進んでから悩みだす人もいます。
結局はそれを乗り越えるとより加速がついて伸びます。
原因はさまざまです。 最初の段階で伸び悩むということであればほとんどのケースが「英語の感覚になじめない」ということです。
なので、ひたすら英語に触れる時間を多くすれば解決します。
僕はこのような生徒には、「自分が勉強した英文を一日にそんなにたくさんは要らないから、書いて音読してください。」とアドバイスしています。
最初の段階からはりきってガンガンやる人もいますが、人間の思い入れと伸びはあまり比例しないものです。
なので気楽な気持ちで一日勉強した範囲を5文くらいノートにでも写してもらって、5回くらい音読してもらいます。
かといって"I am a student."とかそのような英語を勉強していない人でもわかるような英文を音読する必要はないでしょう。
自分が少し「ついていくのが難しいな。」と感じる範囲から音読をしてもらいます。
それとできれば、少し勉強が進んだ時点で、ある程度の長さの簡単な英文(会話文でOK)を音読する必要が出てきます。
というのも、一文一文を英文を音読していたのではどうしても身につかない「会話の流れ」というものがあるからです。
例えば、「アメリカ口語教本:W・L・クラーク著:研究社」の入門編には模範的な会話文が載っていますから、それを徹底的に音読するのもいいと思います。
また、これにはリスニン教材もついていますので、並行して音声を真似る努力をすれば、勉強がすすんだときのリスニングの苦労が少なくなるでしょう。
ほとんどの人が「徹底的な音読」で今まで解決しています。ただ、そういうと呪文のように意味もなく「音読すればいい」と思って機械的にやる人もいるので、わざと「そんなに多くを最初から読まなくてもいいですよ。」と言っているわけです。
回数は多ければ多いほど理想です。 でも、機械のように何も考えずに読んでしまうようであれば考え物です。
ある程度勉強が進んできた人はすこし状況が複雑になります。
まず、まず暗記中心の勉強をしてきて、点数を上げてきた人がTOEIC600点前後で頭打ちになるパターンは多いですね。
600点くらいまでであれば、知識中心のいわゆる、中学生、高校生の試験勉強のようなやり方でもたどり着けます。
ただ、この傾向の人は知識に偏重しており、英文を読むときでも「流れて読む」ということができていません。
これができていない人はリスニングでも不利です。
また、ここまでたどり着いた人は、英会話の学校でも日本人同士の単語数が少ない英文で交わされる英会話であれば問題はないでしょうが、講師の長いインストラクション(指示)についていくのはきついはずです。
このような人には英文一文ではなく、ある程度の長さの英文の音読を進めています。
英文を流れで読めるように、いくつかの英文が連続しても問題なく、その英文が処理できるようになるには、ある程度の長さの英文を音読することになります。
また、知識面での頭打ちも考えられます。 ある程度単語を覚えてきたら、自分が単語を覚えるスピードよりも、自分がその知識を使って理解できる英語の限界のほうが早く来るときがあります。
というのも、知識の増強というのは一番手っ取り早い反面、一番時間がかかるんです。
もちろん、覚えるのに時間がかかるんですが、さらに定着させる、つまり「使えるようになる」のに時間がかかってしまうんです。
これは文字通り「時間が解決する」ということになります。
そして、もし単語帳中心の暗記勉強をしてきたのであれば、新聞の記事を切り抜いてノートに貼り単語をチェックして、その英文を音読して、その音読を通して単語を覚えていくなど能動的な覚え方に徐々に移行していくべきかもしれません。
でも、これも時間がかかります。 でも時間がかかるといっても半年もあればいつの間にか突破できている自分に気がつくはずです。
そしてその突破した壁は普通の人が容易に突破できない壁なのです。 つまり「誰も身につけることができない英語」なのです。
以上のような例を上げましたが、後は教材の選び方などもポイントになるケースもあります。
例えば、市販の問題集を使って勉強して来た人であれば、新聞などの生きた英語に移行していく必要があります。
また、英字新聞で勉強してきたけれど、その英字新聞では物足りない状況になってきたら自然に頭打ちになります。そうなると「タイム」などに移行することも考えられます。
いろいろなケースが考えられますが、◎◎さんのケースは使う英語も英会話学校である程度こなしていらっしゃいますので、知識面での頭打ちが大きいような気がします。
もう少し、時間を見ましょう。そして単語を覚える時でも音読などを通した「能動的な学習」を忘れないでください。暗記中心の「受動的な学習」ではいずれ限界が来ます。
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突然メールさせていただいて、申し訳ありません。
実は、私はどうしても英語を身につけたくて、英会話の学校に通いながら、TOEICの勉強もしております。
(中略)
TOEIC550点まではなんとか順調とまではいかないものの、点数を上げてきました。
でも、そこからが上がりません。
英会話のほうも、以前ほど「伸びているな」という実感はありません。
これはみんなが経験することなんでしょうか。それともどこか間違っているのでしょうか。
Answer
こんにちは、◎◎さん。 すごく詳しく書いていただいてありがとうございます。
結論から先に言わせていただけるならば、皆さんが通る道であると思って間違いないと思います。
ほとんどの人が英語を学習していると何らかのスランプを経験します。
ただ、その時期はさまざまです。 最初の時期で手こずる人もあれば、ある程度勉強を重ねてから伸びなくなる人もいます。
最初の段階でどうも、英語が苦手で手こずった人は、そこをいったん超えてしまうと、まるで辺りの雲がいっせいに晴れ上がったかのように邁進(まいしん)していきます。
かと思えば、最初は比較的スムーズに行ったのに、ある程度勉強が進んでから悩みだす人もいます。
結局はそれを乗り越えるとより加速がついて伸びます。
原因はさまざまです。 最初の段階で伸び悩むということであればほとんどのケースが「英語の感覚になじめない」ということです。
なので、ひたすら英語に触れる時間を多くすれば解決します。
僕はこのような生徒には、「自分が勉強した英文を一日にそんなにたくさんは要らないから、書いて音読してください。」とアドバイスしています。
最初の段階からはりきってガンガンやる人もいますが、人間の思い入れと伸びはあまり比例しないものです。
なので気楽な気持ちで一日勉強した範囲を5文くらいノートにでも写してもらって、5回くらい音読してもらいます。
かといって"I am a student."とかそのような英語を勉強していない人でもわかるような英文を音読する必要はないでしょう。
自分が少し「ついていくのが難しいな。」と感じる範囲から音読をしてもらいます。
それとできれば、少し勉強が進んだ時点で、ある程度の長さの簡単な英文(会話文でOK)を音読する必要が出てきます。
というのも、一文一文を英文を音読していたのではどうしても身につかない「会話の流れ」というものがあるからです。
例えば、「アメリカ口語教本:W・L・クラーク著:研究社」の入門編には模範的な会話文が載っていますから、それを徹底的に音読するのもいいと思います。
また、これにはリスニン教材もついていますので、並行して音声を真似る努力をすれば、勉強がすすんだときのリスニングの苦労が少なくなるでしょう。
ほとんどの人が「徹底的な音読」で今まで解決しています。ただ、そういうと呪文のように意味もなく「音読すればいい」と思って機械的にやる人もいるので、わざと「そんなに多くを最初から読まなくてもいいですよ。」と言っているわけです。
回数は多ければ多いほど理想です。 でも、機械のように何も考えずに読んでしまうようであれば考え物です。
ある程度勉強が進んできた人はすこし状況が複雑になります。
まず、まず暗記中心の勉強をしてきて、点数を上げてきた人がTOEIC600点前後で頭打ちになるパターンは多いですね。
600点くらいまでであれば、知識中心のいわゆる、中学生、高校生の試験勉強のようなやり方でもたどり着けます。
ただ、この傾向の人は知識に偏重しており、英文を読むときでも「流れて読む」ということができていません。
これができていない人はリスニングでも不利です。
また、ここまでたどり着いた人は、英会話の学校でも日本人同士の単語数が少ない英文で交わされる英会話であれば問題はないでしょうが、講師の長いインストラクション(指示)についていくのはきついはずです。
このような人には英文一文ではなく、ある程度の長さの英文の音読を進めています。
英文を流れで読めるように、いくつかの英文が連続しても問題なく、その英文が処理できるようになるには、ある程度の長さの英文を音読することになります。
また、知識面での頭打ちも考えられます。 ある程度単語を覚えてきたら、自分が単語を覚えるスピードよりも、自分がその知識を使って理解できる英語の限界のほうが早く来るときがあります。
というのも、知識の増強というのは一番手っ取り早い反面、一番時間がかかるんです。
もちろん、覚えるのに時間がかかるんですが、さらに定着させる、つまり「使えるようになる」のに時間がかかってしまうんです。
これは文字通り「時間が解決する」ということになります。
そして、もし単語帳中心の暗記勉強をしてきたのであれば、新聞の記事を切り抜いてノートに貼り単語をチェックして、その英文を音読して、その音読を通して単語を覚えていくなど能動的な覚え方に徐々に移行していくべきかもしれません。
でも、これも時間がかかります。 でも時間がかかるといっても半年もあればいつの間にか突破できている自分に気がつくはずです。
そしてその突破した壁は普通の人が容易に突破できない壁なのです。 つまり「誰も身につけることができない英語」なのです。
以上のような例を上げましたが、後は教材の選び方などもポイントになるケースもあります。
例えば、市販の問題集を使って勉強して来た人であれば、新聞などの生きた英語に移行していく必要があります。
また、英字新聞で勉強してきたけれど、その英字新聞では物足りない状況になってきたら自然に頭打ちになります。そうなると「タイム」などに移行することも考えられます。
いろいろなケースが考えられますが、◎◎さんのケースは使う英語も英会話学校である程度こなしていらっしゃいますので、知識面での頭打ちが大きいような気がします。
もう少し、時間を見ましょう。そして単語を覚える時でも音読などを通した「能動的な学習」を忘れないでください。暗記中心の「受動的な学習」ではいずれ限界が来ます。
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