49.「こちらから言いたいことはある程度伝わるのだが、相手の言っていることがわからない。」

男性:栃木県:会社員

初めてメールさせていただきます。 

私はある会社で管理職をしておるものです。

私が働いております会社は大きい会社ではありませんが、海外との取引が多く、そこで責任がある立場として働いておりますのでどうしても英語を使うことが多くなります。

英語は何とか英会話と自分での勉強を通してなんとか話せるようにはなりました。

まだまだのレベルではありますが、なんとかコミュニケーションが出来ております。

ですが、実は「聞く」というのが大の苦手でいつも相手に"Pardon?"と聞き返してばかりしております。

相手から見れば戸惑うようなんですね。

ある程度話せるくせにこちらの言うことをぜんぜんわかっていないという感じです。

お忙しい中申し訳ないのですが、どのような勉強をすればいいのかご教授していただければ幸いです。




Answer 


こんにちは▲▲さん。


日本人ではこのタイプの人は結構多いと思いますよ。

何とか自分から意志を伝えるようにしないといけないと思い、必死で勉強して話せるようになった。

僕も最初はそのタイプでした。

このタイプの人は自分から意志を伝えることが出来るようになるのが早いんですね。

文法を必死で勉強して、単語を身に付け、後はそれをパズルを組みあわすかのように使っていく。

このコツを覚えてしまえば、かなり話すのは早くなります。

英語を話そうと思えば、他の色々な要素はさておき、まずはこの段階までたどり着かないと話にならないんですね。

これが必死で僕が言っていることです。

「それでは自然な英語が身につかない。」

そういう人はいます。 そういう人に僕はいつも言うんです。

目標はネイティブになることですか? 

ネイティブ並みに自然な英語を必要としている人が果たしてどれだけいるのですか?

まずは確実に正確な英語で相手に自分の言いたいことを伝える。

早くこの段階にたどり着きたいという人のほうが、ネイティブ並みの自然な英語力を身につけたい人よりも断然多いはずなのです。



ですが、これにも当然欠点はあります。 

考えてみれば何かをする方法には、たとえそれがどんな方法であっても、一つや二つの欠点はあります。

要はその方法の長所が短所を上回っているか…。



この方法の欠点では、英語が自分の伝えたい情報のアウトプットに偏ってしまいます。

自分の頭の中で作ることができる範囲の英語に偏ってしまうんですね。

この方法を使うとかなり正確に話せるようになります。

自分が良く使う表現も定着してきてかなり流暢に話せるようになります。

でも、どうしても自分の触れる英語の範囲が、自分の作る英文から抜け出すことが出来ません。

なのでいざ、ネイティブスピーカーが話す英語に触れたら未知の表現、とは言わないまでも自分が良くなじんでいない表現の応酬になります。

このような表現でもゆっくり言われればわかるはずです。

でも、自分がなじんでいない表現を速く言われれば、反応が遅くなります。

なじんでいないからついていけないんですね。

ではどうすればいいのか…。



どうやってこの問題を解決するかというと、自然な英語に触れるしかありません。

このような勉強法を続けた人は単文であれば自分で英作文してアウトプットできますが、複数の文のインプットになってしまうとついていけなくなります。

最初に英文法を勉強する時点で、単文の音読を集中的にする人が多いですから、どうしても文が複数になるとついていく体力がなくなるんですね。

5〜10行くらい、文字数にして100〜200字くらいの中文を音読なさればいいかと思います。

もちろん、音読する前に単語や文法項目など全部チェックしてクリアーにしておいてください。

わからない文を何度音読したところでわからないままです。



最初はゆっくりでも良いから意味を把握しながら…。 そして徐々にスピードを上げていくことによって、スピードと複数の英文を理解することに慣れてください。

流れに慣れるという感じです。



まず、英文の大量インプットの感覚をつけてしまうんですね。

そうしないと、その英文が音声化されると音の問題も出てきますから余計に聞こえないことになります。




題材はNHKの「やさしいビジネス英語」(ちっともやさしくないんですが…。)やTOEICのリスニング&リーディングの問題集などがいいと思います。

その中に載っている英文をCDにあわせて音読することにより、徹底的に話の流れを身につけるんですね。

そして複数の英文の処理能力も身につける。

それがまた、話すときの表現も洗練されたものにしていきます。

自然な英語に慣れていないというのであれば、自分から積極的に身体を使って慣れていく。

これしかないですよ。



▲▲様が経験なさっているのは英語の学習においてのひとつの段階の終了です。 

ひとつの英文暗唱で文法の感覚を身につけたら、今度はそのような文をいくつも処理する練習をしないといけない。



ガンバッテクダサイ!!!






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