TOEICで勝てないワケ2:どうして何冊もTOEICのテキストを解いても
スコアが上がらないのか?



TOEICのスコアを上げるためには、やはりTOEICの試験形式に慣れる必要が
あります。

たとえば、TOEICによく出てくるビジネスの書類、広告、そういった英文に慣れておくと、
やはりスコアは上がります。

また、どんな形の問題が出て、どんな順序で並んでいるのか、そういうことにも
慣れておくと、かなり違います。

「慣れ」は本当に大切なんですね。

TOEICの問題集をたくさん解くのは正しい勉強法です。



ところが、TOEICの問題集をたくさん解いたら、最初はスコアがガンガン上がったのに、
そこから上がらなくなった・・・。

テキストや教材が山のように積みあがるばかりで、それにスコアの伸びが
比例しない・・・。

これはおかしな現象です。

正しい勉強法であれば、やはり勉強した分、伸びていきます。

もちろん、伸び悩む時はあります。 というよりも、伸びが停滞するときは
あるのですが、それでも問題集を何冊もこなしているのに伸びないのは
おかしな現象です。



こうなると、やはり自分の勉強に迷いが出てきます・・・。

色々と他の教材に手を出してみたくなる・・・。

特に最近ネット上には「新理論!!」などと宣伝され、色々な教材が出回っています。

自分の勉強法に迷いが出てきたとき、このような宣伝文句にはやはり弱いものです。



とうとう購入し、始めてみた・・・。

最初は「おお・・・!! なんかうまくいきそう・・・。」

でも・・・、3日から1週間、長くても2週間で熱は冷めます。

「う〜ん・・・、他の人にはいい結果が出たのかもしれないけど・・・、自分には
向いてないのかもしれないな・・・。」

こうなると、押入れの中でほこりをかぶることになります。

そして数年後、大掃除のときに引っぱり出してみる・・・。

「誰かにあげようか・・・。」



これは私がいつも社会人の方にセミナーや授業でお伝えしていることなのですが、
日本に英語が入ってきてから200年余り・・・。 英語の勉強法はほとんど
研究され尽くしています。

確かに大脳生理学、神経学、言語学など色々な分野での研究が進み、わかってきた
ことも多いのですが、それは今までのあくまで「正統派」とも呼べる勉強法の
正しさをさらに証明しただけなのです。



最近TOEICで700点を達成された方からメールをいただいたのですが、

「私が700点台を達成できてわかったことは、やっぱり本当の英語の勉強法は
目新しい教材でも何でもなくて、地道に当然とも言える勉強法を積み重ねて
いく・・・、それしかないんだってわかりました・・・。」

「考えてみれば、ネットや新聞の広告などで売り出されている、バカ売れ教材で
本当に話せるようになったり、TOEICのスコアが上がるなら、今頃日本は
バイリンガル(2ヶ国語を話せる人)やTOEICで800点や900点を
取った人であふれかえっているはずですものね。」


これは本当に重みがあるお言葉でした。



大丈夫です。 TOEICのテキストを何冊もこなしたあなたの勉強は間違っていません。

方向性は正しいのです。



ただ・・・、やり方を変えるそれだけです。



たとえば、模試形式になっているテキストであれば一気に1回分を解いていませんか?

そして答をチェック。 「あ、結構間違えたところが多かったな・・・。」それで終わりにして
いませんか?



また、リーディングの問題集で英文を読み、問題を解いた。 そして解答をチェック。

「あ・・・、こことここを読み間違えたのか・・・。 だからまちがったんだな。」

これで終わりにしていませんか?



自分が解いた問題の答をチェックして、それだけで終わっている人が
ほとんどなのです。

そこから一歩踏み込んで、解いた問題を音読するのです。

単語や構文がはっきりしなければ、そこを全部クリアーにしてください。

そこでクリアーにならなければ、次に同じようなところが出てきたら、
またあなたを苦しめるでしょう。

TOEICくらいの英文であれば、そこまでややこしい英文法は出てきません。

一般的な英文なので、全てクリアーに読めるようになって欲しいのです。



これはどんなお仕事、作業、スポーツでも同じだと思います。

たとえばスポーツ、一回やっただけで覚えることができますか?

お料理、一回やっただけで覚えることができますか?

クラブ活動であれば、次の日も同じことをするでしょうから、体で覚えることが
できます。

でも、お料理であればその日に一回作っただけの料理を1〜2週間後、
同じように作れますか?

次の日からドンドン他の料理も作っていくのです。



英文も同じです。 1回読んだだけの英文は忘れます。

そして、次の日にはまた違う英文を読む・・・。

もう前日に勉強した英文は、はるか記憶のかなたです。

これではいつまで経っても実力として体に定着しません。

いたずらに時間を使うだけなのです。



問題を解いて、答をチェックしたら、単語、構文を全て確認します。

そして、数回音読する。 これで体に染み付けるのです。

お料理も作った直後に同じものをさらに何度か作ったら、絶対に覚えますよね。

それと同じです。

そのようにして染み付いた英語の感覚は、考えなくてもパッと反応できるような
英語の感覚として徐々に定着して行きます・・・。

そしてそれは、スピード重視のTOEICには絶対に必要なものなのです。

これができないから、リーディングで最後まで終わらない・・・。



問題を解き終わったあと、答をチェックして音読をする。 これだけでスコアは
確実に伸びます。

勉強の密度を上げるのです。